2012年7月26日木曜日

神話博しまね


 神話博しまねが始まりました。
会場内の映像館でCatalystを使用して、DZ8700 x 3のワイドスクリーンに出力しています。
実写で撮影された、しまねの美しい映像とCGのパートで構成された映画のようなコンテンツを役者を交えて躍動的に演出されています。
完成までには擦った揉んだ有りましたが、見ごたえある内容に仕上がっています。
重低音の効いたPAシステムに、GMA PCでCatalyst、LEDと照明DimmerをTimecodeで再生し、まさに博覧会パビリオン的なスタイルでの運営を行っています。
11月までの長丁場ですが、安全、安定した運営を実現します。

2012年7月23日月曜日

その2


間が空いてしまいましたが前回の続きです。
神楽の公演に欠かせないアイテムにドライアイスがあります。
ドライアイスは、現地の業者さんに委託して機材とオペレーターで来てもらいました。
今回の公演に同行された演出家が、オペレーターさんにドライアイスの出し方をリクエストすると、ドライアイスは地面全体を
まんべんなく出すものだとこちらのリクエストを聞いてくれません。
写実表現としてのドライアイス、湖や雲の上といった表現がありますが、妖怪が出てくる空気が妖気に変わる気の表現。
リクエストは受け入れてもらえませんでした、、、なぜ?
仕方なく5人掛かりでダンボールを使いその、気の表現を再現されていました。

 まだまだ感じた感覚の違いは沢山ありました。
巨大な大陸の感覚は細かい事は気にしない、気にならない。
なのでしょうか、、、
ただ、中国の方々のそのたくましさと貪欲さは日本人も学ぶべきかもしれません。
やったもん勝ち?なのであれば日本は劣ると思います。
世間が求める価値観に日本人としての誇りを持ちつつ対応したいものです。

 日本は素晴らしい国です。

2012年7月3日火曜日

帰国


 6日間に渡る中国出張から無事に帰国しました。
北京と大連での神楽公演。
日中国交正常化40周年の今年、様々な行事が行われるそうです。
2箇所の公演は非常に良い評価をいただき、成功と言ってもいい出来だったと思います。
参加された神楽団の皆様、たいへんお疲れ様でした!
大連公演では、終演後テンションの上がった地元高校生がステージに乱入し出演者と記念撮影をしてました。(直後に先生らしき人が怒鳴りあげてましたが、、、)
ただし、成功の裏にはいろいろと問題もありました。
北京の劇場では、私の得意な調光卓だったので、当日の朝一番で調べておいたDMXチャートを参考にパッチを行おうと卓の前に座りました。
プログラムモードに切り替えようとしたら鍵が無いので、劇場の照明担当者に鍵を求めると首と手を振りダメだと言ったジェスチャー。
その瞬間、私の仕事は終わったなと思ったのですが、それがその劇場の常識なのであれば従うしかありません。
恐らくどう説明しても理解出来ないでしょうから。
しぶしぶ記憶されているシーンの内容を確認してその状態でオペレートすることに決定。
ステージに行き、巨大な2kwソーラーらしき機材のフォーカスをするのですが、それは粗末な機材でした。
うらはらに最近購入されたLEDが鈴なりに吊ってありました。(合計60台)
エリアごとにアドレスが全て一緒、、、
大連の劇場も同じ状況です。
シーンを記憶しようとプリセットフェーダーを上げたら、やはり照明担当者が首と手を振り、やってはいけないジェスチャー。
っと言うより、プリセットを使う概念が無いらしい。
もちろんパッチやゲージを切るなどの、本来コントローラーがやるべき機能を全く把握、理解してない様子です。
北京同様その状態でオペレートすることにしてライトのフォーカス。(機材は北京と同じ)
作業が一段落してしばらく席をはずしていたら、調光室が施錠され、卓電源まで落とされ、担当者不在になるんです、、、
客入れ寸前にそれまで見てない客電(天井間接照明)がいきなり点灯して、それ何ですかと聞いたら、袖で着けるライトだ的な事を言ってます。
(早く言えよ!この段階でやるか)
本番中、劇場のスタッフ同士がトランシーバー会話するんですが、音がデカイんです。
客席のお客さんが振り向くんですもん、、、
(何様なんでしょうか、観客に対して配慮はないのか?)
終演してから驚いたのが、客席内が物取りにでも入られたかと言うぐらい散らかってます、、、
ポップコーンの食べかすや、ジュースのコップ、パンフレットなどそれは酷いもんでした。
汚れた度合いが満足のレベルだと中国のテーブルマナーにありますが、これも満足したという意味なんでしょうか?

 驚きの中国第2段に続く、、、