2013年11月28日木曜日

柔軟なシステム

 本日入手した、新しい情報。
Mad Mapperを使用してプロジェクションマッピングを行う。
このアプリは3D Mappingに特化した機能を持っているようで、台形補正はもちろん、クロスハッチ状の数十箇所のポイントを移動できる柔軟な補正機能があるらしい。(Barcoのプロジェクターに付いている細かな補正ができるあれと一緒)
またLED機材に対してのピクセルマッピングもあるらしく、ひと通りの機能は搭載されているようです。
しかも、聞いた情報だとこのアプリ、データの書き出しが可能らしく、オブジェクトに対し様々な角度や面で複数台のプロジェクター用に作ったデータを個別に書き出し、T2など再生機で同期して再生するといった方法です。
モデリングやカメラアングルでの書き出しが不要なのは革命的です。
1ソースを個別のマシンで再生する手軽さとその方法も流石だなと感心しました。

 先日聞いたチマタの噂でカタリストはもう古いといった噂。
前述したようなアプリの情報を聞くと今まであったアプリの機能が古く感じられてしまうのでしょうか?
何を根拠に古いと言われるのかがわかりませんが、Catalystの次期バージョンはそういった機能も追加されているようですし、確実にトレンドを意識した進化をしているようです。
いろんな映像演出ソフトがたくさん有る中、得意不得意はあると思いますし、それ以前にいちばん大事なのはコンテンツです。
そういった意味では、アプリケーションは何でもいいのだと思います。
拡張性(周辺機器などのオプション)や汎用性(専用ハード選択)に富み、様々なシステム構築に柔軟に対応でき、その演出意図に答えれる設計思想をもったソフトがいいと思います。

 先日行った演出で縦型モニター(9:16)を縦2段(9:32)を4面、合計8台のモニターへの出力。
PCからのアウトは720 x 5120。
このセットのPCを2台Linkして一括制御。
さらに、ホールディマーとLEDムービングライトの完全同期。

こんな特殊な構成も簡単に構築できるシステムはとても魅力的ですし、古さはまったく感じません。

※2台のマシンを画面共有した画面