2013年1月24日木曜日

巨匠、匠の技


 昨年の秋にアリーナで行われた催事で、照明をお願いした会社のデザイナーさんが見せてくれた匠の技。
その空間で光を発している全ての光源の存在を理解したそのプランと技法に正直、うなってしまいました。

まず、限られた条件でのスポットの配置とそのバランス。
水銀灯と併用したときの計算された配光。
そして、一番驚いたのは水銀灯もそうですが、プロジェクターの光の質(成分)を理解された光の合成です。
フィルターワークとインテンシティーの操作とその技法。
ジョーゼットに共吊りしてあるスクリーンと看板が、まるで別バトンに吊られているような立体感。
光の成分を知り尽くした方ができる、匠の技を目の当たりにしました。
別件で私の行った照明が、趣(おもむき)のない照明で、何か材料や隠し味が足りない料理のように思えました。

目は肥えてきたつもりですが、技術が伴わない分こういった技を見せられるととても感動します。
まだまだ、青二才これからも勉強です。

2012年12月15日土曜日

アミッドスクリーン





 使用しました。
アミッドスクリーン。
制作会社の担当者が気に入ってくださり採用になりました。
コンテンツ担当のクリエーターさんはかなり苦労したようですが、、、

今回は背景にホリゾント幕。
7mオフセットが掛かった状態でアミッドスクリーン。
さらに2m前に200インチスクリーン。
ホリゾント幕には単独でバトン吊りの10000アンシプロジェクターを最大サイズで投射。
劇場の3階バルコニーから、10000アンシをダブルスタックでステージ全体をカバーするセッティングです。

前後のオフセットが引き起こす立体感に、アミッドのみにシェープされた2重になった映像と、背景のみの映像、前からのみの映像
が、とても不思議な立体感を作り出しました。

クリエーターさん曰く、さらに面白い使い方があると期待されてます。

アミッド他、さらに進化した映像演出考えてます。

2012年12月12日水曜日

3Dマッピング

 ひとつひとつ、現場が終了していきます。
4ヶ月にも及んだロングラン現場に、地元では初めての3Dマッピングの現場。
全国大会の現場も数件ありました。

3Dマッピング。
Catalystが得意とする演出以外に、コンテンツ勝負のこの現場。
想定外の展開もあり、関係者の方々にはいろいろご心配をお掛けしまして誠に申し訳ありませんでした。

 オブジェクトのモデリングは大変な作業でその後のコンテンツ製作も含めまだまだ課題はあります。
3Dスキャナーが欲しいとこです、、、

ただし、今回のプロジェクションの現場ですが、コスト面を考慮して動画サイトなどで見るいかにも3Dマッピング的な内容ではなく、Catalystのカーブスクリーン補正機能を使用したり照明的な見せ方を取り入れなどして、時間的な問題やコスト面を総合的に整える方法をとりました。

 市場規模に限界がある地方の催事において、導入しやすいアプローチ方法として、これからも提案していきます。

 寺岡



2012年11月13日火曜日

114日間

島根県出雲市で開催されていた神話博しまねが11月11日をもって閉幕しました。

弊社がオペレーション担当させていただいた映像館も翌日には大型スクリーンが撤去され、骨組みのみになっていました。

この映像館もたくさんの人が関わって物語の構成から映像制作、専用小屋の建設や音響照明の設置、システムのプログラムなどの行程を経てできました。
それを最終的にお客様に届ける業務をするということに少なからずオペレーター各々プレッシャーを感じていたとは思います。

ですが114日間、大きなトラブルもなく無事に終わりを迎えることができ、安堵感でいっぱいです。

今回のお仕事で改めてチームで仕事をすることの大切さや楽しさ、映像に関する知識も習得することができ本当に勉強になりました。

雨にも夏の暑さにも雷にも負けずよく働いてくれたMac&Catalyst1号が事務所に戻ってきます。
少し休んでもらった後は再び働いてもらう事になりますが弊社としては願ったり叶ったりです。

fujieda


2012年9月23日日曜日

温故知新


 先日あるテレビ番組で、高校生の創作ダンス全国大会のドキュメントをやっていたのですが、その中の1シーンですごく印象に残るシーンがありました。
正円状に配列したダンサーに対してトップサスが落ちているシンプルなシーンです。
ベースのブルーにトップサス、奥の別ダンサーに対してのSS、幕前を入れても使用しているスポットは20台程度。
このシンプルなシーンがとても感動的でした。
とかく効果的な演出とは、お金が掛かるもの、特に最近は映像中心の演出が念頭に浮かぶもので、、、
コンテンポラリーのようなダンスも最近やってないですし。
その時の素材(ダンサーと情景、状況)をとても効果的に表現されていて、心洗われるとても印象的なシーンでした。
 そんなシンプルな演出とは裏腹に、知り合いの業者さんから受けた相談でDMX6ユニバースの制御の案件がありました。
5mのLEDリボン(450ch)を6本制御したいといった内容でしたが、様々な条件で導入に至りませんでしたが、6ユニバースともなるとnodeが6台、私が知っている範囲で8ユニバースのnodeがありますが、そういった機材が必要になります。
Catalystのようなネイティブでart-netに対応している機材でしたら問題ないのでしょうが、多チャンネル制御はすでに必須項目です。
複雑になる演出とレガシーな演出を融合し、効果的な(対価的な面も)演出を提案出来るように情報を蓄積していきます。

2012年9月10日月曜日

適切な情報提供



 地元で毎年開催されているロックフェスの現場で使用していただきました。
このコンサートの中核メンバーで、映像コンテンツ全般を担当されているクリエーターさんからのお仕事です。

この方には以前から大変お世話になっていて、Connect LineとNo Brandが合併する前の、更に前の事務所を間借りさせていただいてました。
Catalystを導入した当時、トレーニングや実験を行うのに事務所の一角をお借りし、モニターテレビや机などお借りして、検証用各種コーデックのコンテンツやアドバイスをいただいたり、現在の基礎知識はその時に習得しました。
そのクリエータさんと一緒に、コンテンツ制作から最終アウトプットをCatalystでいろんな現場ができればと思っていたので、今回の現場はその念願が叶った現場だったのかもしれません。
そんな様々なコンテンツ再生の中、一つの見せ場で、エンディングのスライドショーがありました。
CatalystコントローラーのGrandMAで事前にプログラムした動きのあるスライドショーに当日撮影した写真を差し替えて再生する、撮って出し的な演出です。
プログラム自体は反復作業ですが時間が掛かり大変でしたが、仕上がりは流石の出来です。
写真をモノトーンにしたり、角度を付けたり、イベントLogoを絶妙なバランスで配置したりと、クリエーターさんのセンスが伺えるシーンでした。
印象的だったのが、写真を選抜、加工されてるオペレーターの方に言われていたクリエーターさんの一言で
「楽するための手抜きはやめろ、仕上がりに影響するから。」
耳に痛い一言でした、、、
客出し時に再生する演出でしたので何人の方が見られたかわかりませんが、心に響く演出だと感じました。

今回のスクリーンですが、横使いの客席に対して均等に情報提供できる角度に設置された16:9が3面。
3面を単一スクリーンにしてのワイドコンテンツと、3面個別に送り出されるスポンサーCMと告知情報など、今回の会場にとてもマッチしたシステムだと思います。
以前から感じていますが、4:3が1面とか平面に定格アスペクトでの映写など面白みがないコンテンツでは、お客さんのアイキャッチになりません。
更に変則的な映写行ってみたいです。

2012年8月26日日曜日

ワイヤレス


 最近、忙しいを(そうでもないのに)理由に、情報収集を怠っていました。
先日入った現場で音響さんとの会話の中で、ミュージシャンがステージで使用するワイヤレスの話がでました。
Wifiを使用したものらしく、ミュージシャン用のワイヤレスだけではなく、映像を飛ばすワイヤレスなどその帯域を使用する機器が増えているそうです。
この帯域ですが、照明用のDMXワイヤレスも同じ帯域を使用していて、前述した機器と同じ空間で使用すると照明信号に影響が出るそうです。
Catalystの販売代理店でもあるmileruntech(マイルランテック)ではこういった、ワイヤレス環境の事も考慮してなのでしょうか、ホッピング方式のワイヤレス機器を販売されています。
使用していない周波数を探し切り替えていく方式です。
氾濫するワイヤレス環境で身の安全を守るには自己防衛していくしかないようです。

 teraoka